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The current situation in the world is that food loss and waste are very high and we have environmental pollution caused by chemicals. Can it be done to reduce food loss and waste and improve the sanitary environment? These questions led to the decision to focus on the peels of mandarin oranges, which invariably produce waste. An attempt was made to investigate the cleaning effect of mandarin orange peels by mixing tangerine peels with various other substances to make detergents and selecting the most effective one.
As a result of using detergent, what used to be wasted is now put to good use.And food loss and waste emissions could not be completely reduced, but a detergent with cleaning power and sustainability was made by us. These factors made the detergent a viable contribution to the SDGs. However, with all previous research and further experimentation, the detergent can be improved.
世界では食品ロスやゴミがとても多く、化学物質による環境汚染を抱えていることが現状である。そこで、どのようなことをすると、食品ロスやゴミを減らし、衛生環境を良くすることができるのだろうか。このような疑問から、必ずゴミが出てしまうみかんの皮に目をつけることにした。みかんの皮と様々なものを混ぜて洗剤を作り、最も洗浄効果のあるものを選んで、みかんの皮の洗浄効果について明らかにしようとした。その洗剤を使った結果、無駄になるはずだったものを有効に活用することができた。また、食品ロスや排出するゴミを完全に減らすことはできなかったが、結果的に、洗浄力のあるサステナブルな洗剤を作ることができた。このことにより、この洗剤はSDGsに貢献することができるものとなった。しかし、洗剤はまだ改善の余地があり、あらゆる先行研究を元にし、さらなる実験を経て、よりよい洗剤を作ることができると考えられる。
1.序論
1-1. はじめに
現在の世界は食品ロスやゴミがとても多く、化学物質による環境汚染を抱えている。世界では国連サミットで採択された、SDGsで環境に対して対策を取っている。また、世界では高齢化社会やストレス社会になっている。そこで、どのようなことをすると、食品ロスやゴミを減らし、衛生環境を良くすることができるのだろうか。このような疑問から、身近な食材であり国内生産の中で消費量が多いとされる果物に目をつけた。その果物の中でも、必ずゴミが出てしまうみかんの皮に目をつけることにした。
1-2. 先行研究
「食品ロスとは以下のような意味である。 まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。」
(消費者庁『食品ロスについて知る・学ぶ』一行目より引用)
では、本当に食品ロスを減らすことはできるのかと考えると、とても難しいのではないかと思った。そのため、廃棄するものをどのようにすれば有効に活用できるのかと思い、身近な食材であるみかんの皮なら、とても有効に活用できるのではないかと考えた。そこで考えたことは化学由来でなく、植物性である、みかんの皮で洗剤をつくることだった。それは既に行われており、水とみかんの皮で成分をしっかり抽出した液体で出来たもので、洗浄効果のある洗剤になり、皮の香りでリラクゼーション効果があるという結果が出ている(都築らや中村ら)。今回はこの先行研究を参考にして、SDGsに貢献し、現在の社会問題の改善を図ろうと考えた。
1-3. 調査方法
最初に、私たちは実際に自分たちで食べたみかんの皮を使って、水だけでなくクエン酸や重曹、アルコールなどのものを混ぜて、みかんの皮の成分であるリモネンやペクチンをどれだけ活かすことができるのかと考えた。これらの中のものをみかんの皮と混ぜて洗剤を作り、最も効果あるものを選んで、みかんの皮の洗浄効果について明らかにしようとした。また、どの作り方が良い香りを残すことができ、その香りによって、リラクゼーション効果が本当にあるのかを選んで問いを明らかにしようと思った。
2.本論
2-1. 洗剤の作り方の詳細
1,夏みかんの皮+アルコール
まず、1つの夏みかんの皮を乾燥させ、細かく刻む。次に、スプレーボトルなどの容器に刻んだ夏みかんの皮を入れ、その後に約200ccのアルコールを入れ、成分が染み出すまで一日の間、日の当たらない暗所で保管しておく。一日待つと、完成する。
2,夏みかんの皮+水
夏みかんの皮を2個分と水400ml用意する。夏みかんと水を鍋に入れ、火にかける。沸騰したら弱火にし、15分程度煮詰める。このとき、数回夏みかんを少し混ぜると成分がしっかり抽出しやすくなる。お湯がオレンジに色づき、容量は元の水の量の約半分になる。これを網などで濾す。冷ましてから、スプレーボトルなどの容器に移すと、完成する。冷蔵保存で一週間程度持つが、無添加なため早めに使い切ることが良いとされている。
3,夏みかん+水+重曹
用意するものは500mlの空のペットボトル1本、夏みかんの皮1〜2個分、重曹大さじ1、水適量、塩適量である。夏みかんの皮を千切りにしてから、ペットボトル蓋にガス抜きのために穴を開ける。重曹と夏みかんの皮を入れてから水を八割程度入れて蓋をする。ガス抜きのための蓋の穴を抑えながらよく振って、重曹を溶かすようにし、冷暗所で発酵をさせる。1日一回振り、3日間発酵させると完成する。その後、ペットボトルから液体のみ取り出し、スプレー容器に移し替えて使う。
4,夏みかん+水+クエン酸
材料は夏みかんの皮、水、クエン酸、鍋、スプレーボトルを用意する。夏みかん一つの皮に対してクエン酸大さじ2、水200mlを目安とする。夏みかんの皮と分量の水を鍋に入れ沸騰させる。沸騰したら弱火にして蓋をせず15分ほど煮る。濾した液の粗熱が取れたらクエン酸を溶かす。それをスプレー容器にいれると完成する。
(図1)実際に作った洗剤

2-2. 調査結果
主な調査場所は、音楽室前の廊下と壁、男子更衣室の水回りにした。音楽室前の廊下はとても黒ずんでいて、水では簡単に取ることのできない汚れになっていた。そこで、自分たちで作った洗剤を使用してみた。このとき、1の洗剤は作ってから日にちがかなりたってしまったため使用せず、洗剤は2、3、4の洗剤を使用した。その結果が以下の図のとおりである。
(左図 2、右図 3)音楽室前の廊下で洗剤を使用して雑巾で拭いた前後


左の容器から順に2、4、3の洗剤を使っている。最も汚れが取れなかったのは2の夏みかんの皮と水で作った洗剤だった。このことより、夏みかんの皮から出るリモネンやペクチンのみの洗浄能力を知ることができた。二番目に汚れが取れた洗剤は、4の夏みかんとクエン酸を混ぜたものである。この洗剤は、夏みかんの香りを最もよく引き出していて良い匂いが拭いた後も残っていた。また、最も汚れを取ることができたのは、3の夏みかんの皮と重曹を混ぜて作った洗剤だった。これは、重曹とクエン酸がリモネンやペクチンの効果を引き出すことができていることを示している。特に重曹はよく汚れを落とし、その後時間がたっても汚れを予防する効果があるともわかった。
次に廊下の壁を掃除した。この時、廊下の結果から3の洗剤が最も有効だと考えたため、3の洗剤を使用した。その結果は以下の通りである。
(図4)3の洗剤をかけて拭く前の壁の図 (図5)3の洗剤をかけて拭いた後の壁の図


このように、洗剤3は汚れをしっかり落とすことができる効果を持っているということを判明することができた。また、ペクチンの効果である、白くなって艶を出すという効果まであることがわかった。
最後は男子更衣室の水回りである。この調査でも洗剤3を使用し、水回りなどのしつこい汚れを落とすことを目的として調査した。その結果は以下の通りである。
(図6)洗剤をかけて拭く前の水道の図 (図7️)洗剤をかけて拭いた後の水道の図


このことより、水回りの頑固な汚れも落とすことに成功し、ペクチンの効果であるコーティング作用で汚れの防止にもつながることまで発見することができた。また、4の洗剤を後からかけることで、良い香りを残してリラクゼーション効果をもたらすこともわかった。
したがって、これらの結果より、みかんの皮で洗浄効果のある洗剤を作ることができ、ゴミを活用することができた。さらに、良い香りを残すことができる洗剤を作ることもでき、ストレスを解消するための方法の一つになるとも考えることができる。
2-3. 考察
これらの調査結果より、夏みかんの皮を洗剤に変えることで無駄になるはずだったものを有効に活用することができ、SDGsに貢献できると考えることができる。みかんの皮は捨てられることが多いが、有効に活用する事によって、洗剤を買う必要がなくなる。さらに、節約することができ、植物由来の洗剤に変えることによって化学物質による汚染を減らし、環境にも配慮できとてもよい洗剤になったと考えられる。この洗剤を大勢の人に広めることにより、土壌汚染や水質汚濁などの環境を改善したり、ストレスを抱えている人にはリラクゼーション効果によって、ストレスを緩和させたりすることができると考えられる。このストレスが緩和されると、自殺や鬱などの起こる確率を少しでも減らすことができ、人の命を助けることにもつながると考えられる。この研究で、食品ロスや排出するゴミを完全に減らすことはできなかったが、結果的にはサステナブルな洗剤を作ることができた。
3.結論
この研究で、食品ロスを完全になくすことはできなかったが、ゴミになるものを有効に活用し、SDGsに貢献することができるとわかった。みかんの皮だけで、洗剤を買うことが必要ではなくなり、節約することにもつながる。また、化学由来の洗剤から植物由来の洗剤にすることによって、土壌汚染や水質汚濁から発生する公害などの環境問題が起きる可能性を減少させることができると考えられる。そして、洗剤の香りによって、リラクゼーション効果をもたらし、ストレス社会の改善にもつながると考えられる。その結果、病気になる人や自殺者を減らし、人の命を救うことにもつながるといえるだろう。しかし、洗剤はまだ改善の余地があり、あらゆる先行研究を元にし、さらなる実験を経て、より洗浄力のある洗剤やより良い香りを残す洗剤を作ることができると考えられる。
4. 引用・参考文献
note『【簡単】油汚れ/水垢に!ミカンの皮×重曹とクエン酸で洗剤づくり』

丸ごと小泉武夫マガジン『油汚れに!みかんの皮で作る「発行洗剤」』

暮らし二スタ『知ってた?みかんの皮でお掃除洗剤が作れます♪【お掃除&みかん風呂編】』

アールメイド『アールメイドスタッフブログ』

中村 仁 新谷 智吉(2013)「柑橘類精油を用いた機能性アロマオイル効果検証に関する研究」 『柑橘精油 GC-TOFMS 分析による比較』https://www.pref.ehime.jp/uploaded/attachment/51235.pdf
都築 ゆらら 中川 彩実 中濱 遙 藤岡 杏里 宮本 陽菜 横内 悠人
『布に対するリモネンの洗浄効果』
https://uwajimahigashi-h.esnet.ed.jp/uploads/r31nen28.pdf
消費者庁『食品ロスについて知る・学ぶ』
おわりぃ
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